成長ホルモン分泌不全性低身長症の原因とその治療法は?

「成長ホルモン分泌不全性低身長症」とはどんな病気?治療法は?

成長ホルモン分泌不全性低身長症は、ほかにも 成長ホルモン分泌不全症成長ホルモン欠損症下垂体性小人症 などと呼ばれることもあります。

 

病名の通り、成長ホルモンの分泌が不足しているために低身長になる病気で、分泌の程度により重症や中等症などと分けることもあります。
成長ホルモン分泌不全性低身長症の治療には、不足している成長ホルモンを補うかたちの、成長ホルモン療法で行うことになります。

成長ホルモンは脳下垂体から分泌されるが・・・

身長を伸ばす為に一番重要なホルモンである成長ホルモンは、脳下垂体という器官(臓器)から分泌されます。
脳下垂体は、脳の下の部分に垂れ下がるように存在する器官で、小指の先くらいしかない小さなものです。

 

脳下垂体は、成長ホルモンの他にも、甲状腺刺激ホルモン、性腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモンなどの重要なホルモンを分泌している、小さいながらもとても大きな仕事をしている重要な器官です。

 

成長ホルモンの分泌不全というと、この脳下垂体だけの異常が原因と思われがちですが、実はそれだけではないようです。
脳下垂体の上にある視床下部よりさらに上の中枢組織から、視床下部に刺激が加わって、その視床下部から脳下垂体に働きかけて成長ホルモンが分泌されるという複雑なメカニズムになっているため、これらのいずれかの部分に異常がある場合、成長ホルモンの分泌が不足することになります。

成長ホルモン分泌不全性低身長症の原因について

この病気の原因を大きく分けた場合、「基礎疾患のあるもの」と、「基礎疾患のないもの」に分けられます。
いろいろな病気で原因不明なものは特発性とよばれますが、低身長の場合も同じで、基礎疾患がないのに、なぜおきるのか原因がはっきりしないものは「特発性」と呼ばれます。
逆に、基礎疾患があるものは「器質性」と呼ばれますが、これをさらに分類した場合、生まれつきすでにその疾患をもっている「先天的なもの」と、成長過程で疾患が発症する「後天的なもの」に分けられます。

 

先天的なものでは、脳下垂体が形成されていない「下垂体無形成」や、脳下垂体が小さい「下垂体低形成」、または口蓋・口唇裂などの奇形がある場合や全前脳症がある場合などです。

 

後天的なもの脳腫瘍などです。

 

 

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